東京画廊の山本孝さんにお世話になりました

25才の時、中野武さんの紹介でメノワの山本さんを紹介して頂きました。
私が福井から来ましたと言うと、エェッ、
福井ですか!実は私も福井生まれです。
生まれて、すぐ東京の親戚の家に預けられたの、だから、私は三国と言う事は分かっているし、田畑家だというのも分かっていて、どうして連絡がとれるか分からない……。
それじゃ私なりに調べましょう。
福井に帰ってから電話帳を調べました。
田畑食料品店は2軒ありました。
電話をしました❗️
「三国で生まれて、すぐ東京にもらわれて行って……。」電話で色々説明しました。すると、
「それ、ここの家です。私はお手伝いのものです。東京へ行かれた娘さん知っています。」との事で分かりました。
そんな、ご縁の事から、私が東京出張の場合には、ここを宿にして、毎月来たらいい、と言う事で毎月世話になるようになりました。
そこのご主人と言うのが、東京画廊の社長さんで山本孝さんなんです。
福井の奥さんの実家へ、奥さんと次男の2人が、まず来て、お手伝いさんとの話しをして、次に家族皆んなで福井の三国へ来られました。
この時、山本家の家族みんな、私の家に泊まって貰いました。
それから、東京に行くと、斎藤義重展に連れて行って貰ったり、東京画廊で白髪一雄さんの作品を見せて貰ったりして、
私が寝る部屋は、お客様が入る応接室でピカソの絵や朝鮮の家具など置いてある
部屋に布団を敷いて下さいました。
私は一流の美術品の中で寝る事が出来、
最高の美の場を与えて貰いました。